りかこに映画を観せようシリーズ(´ー`*)
以前、レトロゲームレビューで紹介したドラえもんにも「魔境編」として登場する、
劇場版ドラえもん『のび太の大魔境』です。
アフリカ大陸の奥地、ヘビー・スモーカー・フォレスト(煙草好きの森)にあるという、
バウワンコの巨像を目指す大冒険。
今回はいつもと違って、ジャイアンの強権によりドラえもんの秘密道具のうち
映画でよく登場するおなじみのもの━━タケコプター、スモールライト、ショックガン、
桃太郎印のきび団子、スーパー手袋(以前はパワー手袋じゃなかったっけ?)━━を
空き地の土管に置いてきています。
のび太たちは次々にむかえるピンチを、残りのショボい道具と運頼みだけで切り抜けていくんです。
とはいえ。
ぶっちゃけ「空気砲は土管に置いてないから持ってるんじゃない?」とか
「取り寄せバッグ使ったら使えるじゃん」とか、ツッコミどころはいくらでもありますが
それを言いだしたらこの映画は終了です。( ´ー`)=3
それに。
ジャイアンが主力兵器を封印する前はひどいものでした。
「猛獣さそいよせマント」で自分から呼びつけた動物たちを、
きび団子やスモールライトで処理するところまではともかく、
ショックガンで気絶させたサイを足で踏みつけて
スネ夫:「どーんなもんだい、ふっ」
と密猟者よろしく銃をまわしたかと思えば、
ゴリラをスーパー手袋の界王拳状態でボコボコにしたあげく
しずか:「ゴリちゃん、ごめんなさいね」
ドラえもん:「大丈夫、短時間で目が覚めるから」
で済ませるあたりは、
今だったら映画公開できない臭いがぷんぷん漂ってますからヽ(´ー`)ノ
作中では、
ジャイアンはピンチに陥るたび、主力兵器を封印した責任を感じていたようですが
上のシーンを思い出すと、俺にはそれが
子ども向け映画としては正しい判断だったような気もしました(´Д`;)
さて。
そんなこんなでクライマックス。
のび太たちは最大のピンチを迎えます。
主力兵器もない。どこでもドアも壊れた。
そこでしずかちゃんの機転が光り、
新兵器「多重影分身」が炸裂します。
(え。多重じゃない? 細かいこと気にしたらダメw
ラストの影分身は、この映画最大のアイデアですね。
ジャイアンの主力兵器封印も伏線だし。
子どものとき初めてみて、「なるほど!その手があったんだ」と思ったもんです(´ー`*)
というわけで。
さすが、ドラえもんのなかでも名作に数えられるだけあって
なかなかよく出来た映画でした。
個人的に気になったのは、
「ドラクエ1」や「ルパン3世カリオストロの城」なんかもそうなんですが
なんで悪の王みたいなやつって、昔からお姫さまをさらっておきながら
大事に大事にお部屋にかくまってるだけで何も悪いことしてないんでしょうね(笑)
悪玉の掟みたいなもんなんだろうか。。。ヽ(´ー`)ノ