駅長雑記

_ [報道] 駒大苫小牧の野球部はアホですか？

昨年、第87回全国高校野球選手権大会で57年ぶり史上６校目となる
夏の甲子園連覇を果たした駒大苫小牧（駒澤大学附属苫小牧高等学校／南北海道）。

しかし、優勝を果たしたあとに
同校の野球部長（27歳教諭）による体罰行為があったことが発覚し問題となりました。

その経緯ですが

• ６月、３年生部員が練習中にミスをしたことに怒ってこの部員を殴っています。
  この部員は「外傷性顎関節症」と診断されました。
  この生徒の保護者の主張では「拳で顔を30発以上殴られ、バットで小突かれたり蹴られたりした」とか。
  ただし、野球部長は数発殴った程度と主張しています。
  この時点で生徒は保護者に体罰のことを報告していますが
  本人がガマンしたいということだったので告発はせず。
• 夏の大会期間中の８月７日、体力をつけるため３杯ごはんを食べる決まりなのに
  この生徒が２杯しか食べなかったため、野球部長は事情を聞こうとしたが
  生徒にごまかされたためスリッパで２発殴った。
• ８月８日、保護者から学校へ告発。
  ただし、この日はすでに夏の甲子園大会期間中で
  大会に出場できるメンバーはすでに決定されており、
  この生徒はスタメン落ちのうえ、ベンチ入りからも漏れていた。
• ８月２０日、駒大苫小牧が全国優勝。
• ８月２２日、学校が不祥事（体罰の件）があったことを発表。

という流れでした。

問題が大きくなってしまったのは、優勝後に不祥事が発表されたためですね。
学校側は、保護者からの告発があった時点ですでに大会が粛々と進んでいたため
発表を大会終了後にしようと判断したそうなんですが、
それもどうなんでしょう・・・。

一方で、不祥事の告発じたいは正義なのでしょうけど
この生徒と保護者も、スタメン落ち＆ベンチ漏れが決まり、３年生ということもあり
本人が完全に甲子園出場できなくなってから告発したところに
少なからず自己中心的な意図を感じさせられます。
生徒の気持ちとしては、わからなくもないんですが、印象はあまりよくありません。

試合に勝利した後に不祥事が発覚した場合、その不祥事の大小にかかわらず
高校野球では「勝利の取り消し処分」がなされます。
今回でいえば優勝取り消し処分ということです。

が。
結局、この件に関しては「生徒は悪くない」という理由で
優勝取り消しにはならず、処分らしい処分もありませんでした。
大甘の処分に、世論が騒がされたのは言うまでもありません。

ンなわけで、
もう少しで駒大苫小牧の優勝が取り消しになるところだったのは
とっても記憶に新しいところなんですが・・・

つい先日。
駒大苫小牧野球部の３年生部員らが
卒業式後に酒を飲んで祭をひらいたらしく
警察に通報されて補導されました。

それを受け、駒大苫小牧は春のセンバツの出場を辞退。
春夏連覇の夢は出場前に消えてしまいました。

いくらもう卒業する３年生がやったこととはいえ、
一度は優勝取り消しの危機を体験した部員たちだというのに
なんでここまでアホなんでしょうか・・・。

今の高校生ってのは、こういうレベルの考え方しかできないものなのか、
駒大苫小牧の生徒がそういう風なのか、
同校野球部だけがそうなのか。

１年生、２年生部員には罪はないだろうし、
まして学校全体を色眼鏡でみるのは無関係な生徒たちが可哀想ですけど、
それはこういう事件が発生したら必ず
高校生全体、さらにいえば10代の若者たちがまとめて
大人たちから歪んだ目でみられるようになるのも同じく迷惑な話なわけで。

まあなんにせよ、俺には理解不能なことですけどね(´Д｀;)

ときとう駅長は、このごろ自己中なやつが増えすぎてて夜も眠れません。