観ましたヽ(´ー`)ノ
ドラえもん映画のなかでも個人的に1、2を争うお気に入りなのが、
この『のび太の海底鬼岩城』です。
泣けます(つД`) 名作です。
本作の最大の特徴は、なんといっても
夏休み気分が満喫できる点じゃないでしょうか。
冒頭から山だ海だと、もめた一行は
けっきょく海底の山に登ることになるのですが、
なんだろうこの感じ。全体に流れる空気っていうんでしょうか、
ものすごくリアルな夏休みっぽい感じがするんです。
たぶん、秘境だの宇宙だの、
ドラえもん映画お得意のSFチックな場所へ行ってないからでしょうね(笑
なんだけど、
それでいてちゃんとレジャーしてて、
かつ冒険もキッチリできているあたりが本作の特徴であり魅力なんじゃないでしょうか。
そしてこの映画が名作とされる理由が、水中バギーの存在です。
搭載しているコンピュータはドラえもん曰く優秀なはずなのに、
性能が悪いうえに性格まで悪く、女に甘えてすり寄って、
ほんとロクでもないやつなんですが・・・
最後の最後で泣かせてくれます(つДT)
あの伏線のもっていきかたは、さすが藤子F先生。
見事としか言いようがありません。
評価★★★★☆
それだけ絶賛しておいて、なぜ満点じゃないのか。
じつは、子どものころ漫画でこの映画の原作を読んでいたときから
ずっと気になってた激しいツッコミどころがあるからです。
あと1時間ほどでジャイアンとスネ夫のテキオー灯の効果がきれる。
ジャイアンたちは勝手にバギーで出かけてしまった。
早く追いつかないと水圧で死んでしまう。っていうシーンがあるんですが、
どこでもドアは浜辺だから浮上するのに数時間かかって×
取り寄せバッグは弾丸を素手でつかむようなものだから×
タケコプターじゃ追いつけるわけない。
という説明があって、ジャイアン・スネ夫は時間切れで死んでしまいます。
(実際には海底人が助けてくれてましたが)
そこで子どもながらに思ったんですよ。
なんで浜辺へあがって(この時点でジャイアンたち死亡)、
どこでもドアでのび太の部屋へ帰って、
そしたらそのあと
タイムマシンでジャイアンたちが出発する前まで戻るか、
タイムマシンでテキオー灯の有効時間内へ戻って
どこでもドアで死にかけたジャイアンたちの前へ行かないのか、と。
じっさい、原作・映画ともに
何者かがジャイアンたちにテキオー灯をあびせてくれたらしく
二人は助かっていた、となっています。
そうか、タイムマシンを使えばいいことに気づいたのか・・・
と思ってたら助けてくれたのは海底人だったんですよね。
ドラえもんって便利な道具を作りすぎたがために、
防がないといけない穴が多すぎて
こういうツッコミどころがいつもありますよね。
それが、「ちゃんと詰めておけば話は成立するんだけど、
時間配分のバランスが悪くなるから省略している」のか
「単にうっかり詰め忘れていた」のか。
子どもはそんなこと気にしない、と切り捨ててしまうのではなく、
もしかしてここはあえて省略したんじゃないか?
ってところまで考えながらみてみると、
より深くドラえもんワールドが楽しめるかもしれませんよ(´ー`*)
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