日本映画の巨匠・佐藤純彌が監督、
反町隆史、中村獅童、渡哲也、鈴木京香など超豪華な出演者、
そしてなによりも6億円かけた戦艦大和1/1のセットで昨年話題となった
映画『男たちの大和/YAMATO』。
男性ならわかる人も多いと思いますが、大和はアツイです。
かくいう俺も、
小学生のときに旧日本海軍の戦艦(厳密にいうと軍艦)が流行った時期があり、
みんな模型を買って組み立てていました。
俺が最初に買ったのは「翔鶴」という空母でした。
でもやっぱり「大和」だけは特別で、他と同じシリーズのサイズももちろん買いましたが
1ランク上の大きくて高いやつも押さえで買っていました。
(ちなみにその頃買った模型は今でもまだ持ってます)
大和のアツさはハンパじゃなく、かなりいろいろ勉強もしましたよ。
大和の主砲は口径46センチと史上最大。(海外も含め通常は36〜40センチ)
主砲の砲弾は東京湾で発射すると、富士山の山頂を飛び越える驚異的な飛距離があり、
着水したあとも特殊な構造により水中を魚雷のようにすすんで敵艦に炸裂しました。
(メカニズムも覚えてますが、長くなるので省略)
こんなことを小学生が知ってたんですから
大和がどれほどアツかったかわかるというもの(´Д`;)
さらに踏み込んでいえば、
アニメ『宇宙戦艦ヤマト』がアツかったのも、
「男の浪漫」の象徴である戦艦大和が根底にあるからでしょう。
そんなわけで2005年、世間に再び大和ブームが訪れました。
自衛隊の新しい艦船の名前を自衛隊内で応募したところ、
「大和」が選ばれたらしいのですが、
旧日本海軍を象徴する名前だったため応募での決定は中止されたという伝説もあるほど。
俺の職場にも、大和関連の本やら漫画やらいろいろ入ってきてます。
そんなおり、日経MJである広告が目に止まりました。
なんと、全長1Mにもおよぶ大和の超精密模型ですヽ(´ー`)ノ
戦艦大和の模型への思い入れはそこらの人には絶対に負けない俺ですから、
これは気になり広告を読みふけりました。
艦橋の頭頂部にある電探室まわりや、
第2主砲上部に増設された高射砲など
とんでもないディテールの細かさ。
俺が今までにみた、どんな超精密模型より高いクオリティです(´ー`*)
正直、
買おうかと思いました。
しかし。
まあ、これだけの精度なら5〜6万くらいするんだろうしなぁ。
いや、この出来は並じゃないし、ひょっとしたら10万くらいするかも?
めちゃめちゃほしいけどちょっと手が出せないレベルだよなぁ。
そんなことを思って販売価格をみた俺は、
飲んでいたお茶を吹き出しそうになりました。
大日本帝国海軍『戦艦大和』
1,280,000円(どーん
いやいやいやいや(´Д`;)
いくらなんでも車より高いってのはやりすぎ。。。
もともと日記に書こうと思っていましたけど、
あまりにも高すぎで別な意味で日記に書くことになってしまいました。
冷静にみると
確かにその広告じたい、通販独特のあやしい雰囲気がしないわけでもありません。
大和のオーラで完璧にごまかされてしまってましたけど_| ̄|○
販売元の「東京書芸館 美術頒布会」なるところも、
通販でよくある公的機関ですよ〜な名前で、
実際は実態がまったくないペーパーカンパニー
っていうのに似た雰囲気を醸し出してる気がしてきます。
Googleめくってみましたが、案の定ヒットせず(´Д`;)
今どき通販やってて公式サイトもない会社って・・・
まあ、ところどころでちょこちょこ名前は出てましたけど。
骨董品関係の会社ですかね?
骨董品とか仏具とかって、値段あってないようなもんスからねぇ。
日経MJに広告載るくらいですから
ものはちゃんと買えるんでしょうけど、
さすがにどうかと思いました。。。
(広告も「お孫さんと眺めませんか?」みたいな年配の男性を煽るような書き方だったし。
ときとう駅長は、普段なら鼻で笑って終わる通販広告みたいなものでも
大和が絡んだだけで正常に判断できなくなってしまう
並々ならぬアツき思い入れのため夜も眠れません。
通常のツッコミはAmazonの↓でどうぞ