『ふたりはプリキュア スプラッシュスター』という作品を
一言であらわすなら、俺は「カルマ」だと言いたい。
宿命というか業というか、そんなものを一身に背負わされ
この世に生まれてきた作品だと思う。
スプラッシュスター・・・。
あれはあれでいいんだろうけど、結局は先代の模造品にすぎない。
そもそも存在理由が「それ」しかなかったんだから。
商業主義が、ここまで露骨に前面に出てきたことがあっただろうか。
多少のパクリや、似たような話ならいくつもあったが
公式に、開き直って続編と位置づけ、しかもキャラクターまで完全カブリ、
そのうえ定期的にリセット(そのうちまた次番組へ仕切なおす)していくという
衝撃的な考え方まで発表されたのだ。
スプラッシュスター・・・。
あえて言っておこう。このアニメ、完成度は悪くない。
いや、むしろかなりいいほうだろう。
それだけにもったいない。
スプラッシュをみてるといつまでも先代が脳裏をよぎる。
先代の陰に縛られたまま、いつまでも単体で輝くことができずにいる星、
それがスプラッシュスターなのではないか。
いっそのこと完全別物として生まれきてほしかった。
でもそれはかなわないこと。
そもそもこうなるために、こうなるべくして生まれてきた作品なのだから。
スプラッシュスター・・・。
背負わされたカルマに、彼女たちはあくまでも笑顔で立ち向かう。
当然だがそこに悲壮感などありはしない。
そのことが、気づいてしまえばかえっていじらしくみえる。
なぜ苦しまないのか。なぜ葛藤しないのか。なぜそこまで平然としていられるのか。
自らの消滅すら受け入れ、最後まで笑顔と元気を絶やさなかった海モモがそうであったように、
彼女たちのそれは見るものの胸をうつ。
もしかするとそんな悲劇性すらも、この作品の魅力なのかもしれない。
どこまで計算されつくした作品なのだろうか。。。
スプラッシュスター。
とてつもなく深いアニメではないか。
とか、勝手にまとめてみました(苦笑
まあ、商業主義的すぎ・・・先代まで汚された風にもみえます(´Д`;)
ガンダムでもここまではやらない。
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