『プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?』 2004/3/21放送
美墨さん。
雪城さん。
ふたりがそう呼び合う最後の話。
そしてここからが本当の『ふたりはプリキュア』のはじまり。
シリーズ中、最高傑作と言える感動の第8話です。
もちろん俺の評価は
評価★★★★★
文句なしの満点ヽ(´ー`)ノ
以下、ネタバレ御免、重要なとこ全部入ってるストーリー紹介。
(てか、長いので内容が知りたい人だけ読んでくださいw)
藤村くんと ほのかは幼なじみ。
そうわかっていても、なぎさは とても親しげに接する二人のことが気になってしまう。
近づきたいという気持ちと、
どこか遠慮してしまう気持ち。
素直になれない自分自身に悩んでいるようにすら見える なぎさ。
一方、なぎさが藤村くんのことを気にかけてると知った ほのかは、
二人が近づけるよう仲を取り持とうとする。
なぎさ と ほのか。
ふたりの気持ちは同じだった ━━ 。
だが。
ほのか と一緒に登校してきた藤村くんと、三人ならんで歩くなぎさには
二人の仲がものすごく近くに感じられてしまう。
幼なじみって言っても、それがはたしてどうなのか。。。
そんな なぎさの気持ちをよそに、
ほのかは思いついたように二人を紹介しはじめた。
「だって、前から話したいと思ってたんでしょ?」
けして悪気はないはずの ほのかの行動。
そんなことは なぎさにもわかっていたはずだった。
でも・・・。
「おせっかいなのよ!」
なぎさはたまらずその場を飛び出してしまう。
慌ててあとを追いかける ほのか。
河原の土手で追いつき、ほのかが なぎさを呼び止める。
だが、なぎさは
「余計なことしないでよ」
振り向かずに返す。
「私はただ、あなたと藤村くんが話せるきっかけができればいいと思って・・・」
ほのかのつぶやきに、なぎさが振り返った。
「それがおせっかいだっていうのよ・・・!
勝手に決めないでよ!
わたしがどうしたいかなんて、なんであなたにわかるのよ?
それとも自分が考えてることがいつも正しいとでも思ってるの?
ちょっと無神経すぎるんじゃない?」
「無神経って・・・」
あまりの言いように、戸惑うほのか。
「雪城さんなんかに、わたしの気持ちがわかるわけない・・・!!」
「み、美墨さん!」
ほのかが なぎさの手を掴む。
が。
「もういいから放っておいて!」
なぎさは、その手を払いのけてしまった。
「あなたなんてプリキュアってだけで、友達でもなんでもないんだから!」
はっとする ほのか。
それはその言葉を口にしてしまった なぎさも同じだった。
致命的な一言。
そして、重すぎる沈黙・・・。
「そうね・・・ 余計なこと、だったかもね・・・」
やがて、ほのかは なぎさのもとを去っていった。
なぎさ と ほのか。
ふたりの気持ちは同じだった ━━ 。
よかれと思ってしたことが相手を傷つけてしまった・・・。
あんなこと言うつもりじゃなかったのに・・・。
ほんのちょっとしたすれ違いは
ついに取り返しのつかない傷となり、ふたりを苦しめる。
仲直りしたい気持ちは、ふたり同じはずなのに、それができない。
悩むふたり。
そしてついにそのときが来てしまう。
「あれから色々考えたの・・・ 私にこれを持ってる資格ないなって」
手にしたカードコミューンをみせて言う ほのか。
「このままだと、またあなたに嫌な思いさせちゃうかもしれないし・・・
それに・・ やっぱりこういうのって、お互い信頼しあえる人のほうがいいと思うし」
コミューンを なぎさに預け、ほのかは走り去っていった。
夜。
事態を知ったメップルは激怒し、今すぐほのかに頭を下げてこいと言う。
それも、もっともなことだろう。
ミップルはふたりに仲直りしてほしい、
とりあえずその手帳になぎさの気持ちを書いて整理してみたらどうかと言う。
謝るには勇気がいる。それも必要なことかもしれない。
メップルとミップルの助言もあって、
翌朝から なぎさは ほのかに声をかけまくる。
だが、ことごとく避けられてしまい、謝るチャンスが作れない。
夕方。
途方に暮れ、神社で神頼みをする なぎさに
突如、木と一体化したドツクゾーンの者が襲いかかった。
神社のそばを歩いていた ほのかが悲鳴をきいてかけつけると、
なぎさは逆さ吊りにされ、カバンの中身が飛び出し、メップルとミップルが地面に落ちていた。
瞬間、ほのかも、背後からの奇襲攻撃を受け・・・
とっさに盾にしたカバンが裂け、中に入っていたノート類が飛び散った。
「はやくメップルを!もたもたしない!」
枝で足を縛られ、逆さに吊られたままの なぎさが叫ぶ。
「もたもたってあなた! もたもたなんか・・・ してません!」
ほのかが怒ってコミューンを投げ渡すと、
変身したあともふたりの言い争いは続いた。
「ちなみに私、もたもたなんかしてませんから!」
「もう!言葉のアヤじゃない!細かいこと気にしない!」
「それに、自分の考えてることがいつも正しいとも思ってません!」
「今そんなこと言ってるときなの!?」
「やっぱりこういうことはちゃんと話し合わなきゃ!」
「話し合いで解決しようなんて、優等生の考えそうなことだわ!」
「オレ、無視するなァァァァ!」
戦いそっちのけで言い争うふたりに、ドツクゾーンの者が襲いかかる。
「あなたね!話し合いはお互いを知るために大切なことでしょ!?」
攻撃をかわしながらも、まだ言い争うふたり。
「やっぱわたしたちって正反対!」
「そうね。ぜんぜん違うわ!」
「ぜんぜん違うわね!」
「違いすぎるのよ!」
「腹立つくらいね!」
「ウガァァァ!」
完全に無視するふたりにドツクゾーンの者が激高する。
が。
「うるさい!いま大事なお話し中!!」
逆にふたりから怒りを買ってしまい、
ドツクゾーンの者はマーブルスクリューであっけなく撃退されてしまうのだった。
その夜。
ほのかはおばあちゃんに、
「ほのかがどうしたいかが、大事なことなんじゃないかしら」と。
なぎさはおかあさんに、
「喧嘩をすることは悪いことじゃないでしょ?」と。
ふたりはアドバイスされて、やっと自分の気持ちに素直になれた。
そして気がつく。
夕方のバトルのとき、ふたりのプリキュア手帳が入れ替わっていたことに。
相手の手帳を読むことで
本当の気持ち、考え、お互いのことを知っていく。
友だちが大好き。喧嘩は、嫌い・・・。
彼女と私は、全然違う。だけど・・・ 一緒にいると楽しい。
雪城さんのこと、もっと知りたい・・・。
美墨さんと、友だちになりたい・・・。
わたしたちがずっとこのままなんて、ありえない・・・!
「おはよ」
「どうしてここに?」
「なんとなく、ね・・・」
なぎさと ほのかが再会したのは、
ふたりが別れた河原の土手だった。
「これ、なぎさの。」
ほのかが手帳を差し出す。
「え・・?」
なぎさが驚いたのは、もちろん手帳にではなかった。
「なぎさの、手帳でしょ?」
そう言った ほのかの顔は、どこか照れくさそうにもみえる。
なぎさ と ほのか。
ふたりの気持ちは同じだった ━━ 。
「あの・・」
不安そうに、なぎさの顔をうかがおうとする ほのか。
すると なぎさは、ほのかの手を取ってウインクした。
「行こ!ほのか」
「! ・・・うん!!」
土手をかけていくふたりの距離は、今までより、また少し近くなっていた。
てか、途中からノベライズみたいになってしまった_| ̄|○ 気張りすぎ。。。
ま、これはこれでいいか(苦笑
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