ストラップ回収騒動が発覚した日、俺はあることから
それでも任天堂はすごいものを作ったなぁ と感心させられ
目から鱗が落ちる思いでした。
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先週末。
深夜3時前。
夜勤だった俺は、他の仕事が一段落したので
雑誌の納品を待っていました。
店内にお客はなく、暇といえば暇なんだけど
雑誌が到着するとまた忙しくなるんで早く来ないかなぁ、というところ。
と。
3時を少し回ったあたりで
七十歳前後のおばあさんが来店しました。
こんな時間に、珍しい。
深夜のコンビニがぜんぜん似合っていません。
誰かと一緒かな、とも思いましたが
どうやら一人のようです。
案の定、慣れない様子で店内をキョロキョロ。
俺が声をかけると、
「飴がほしいんだけど、どこにあるかな。
ごめんねぇ、わからなくて」
とのこと。
案内すると、今度はおつまみが欲しい、と。
また売り場へ案内して、一緒にチーズ鱈を選び、レジへ。
こんな時間に、おばあさんを一人で使いっ走り?
そんなわけないだろうけど、じゃあ何だろう。。。
疑問を抱きながら精算していると、おばあさんがぽつりと言いました。
「これからトイザらスへ行くんだよ」
意外すぎ。
まったく予想していなかった言葉に、
「あ、そうなんですか」と、思わずそのまんまの返事をしてしまう俺。
「これから6時間ならぶの」
トイザらス?
ならぶ?
「孫のためにね。欲しがってたから」
まさか・・・?
「ゲーム機を買おうと思って。ほら、任天堂の。新しいのね」
マジかよ・・・
Wiiじゃん。
てか、今日めちゃめちゃ寒いのに。
「数量限定らしいから。
今から行って一番か三番かわからないけど
買えなかったら意味ないもんねぇ。
並ぶなら早いほうがと思って」
そのくだりを聞くうち、
思わず涙がこぼれそうになりました。
任天堂、がんばれ。
いま、世の中にすごいことが起ころうとしてる。
この期待、裏切っちゃダメだよ・・・
ストラップはみんなから安心して使ってもらえるための交換のはず。
目先の利益を優先するなら年末商戦が終わってから発表すればよかったんだから。
やっぱり任天堂は変わったな・・・。
精算が終わり、最後に外まで出てトイザらスの方角を教えた俺は、
ひとり軽四を運転して去っていくおばあさんの見送りながら
無事にWiiを買えるよう祈るような思いでした。
普通、こんなおばあさんが寒空の下、
たった一人で6時間もならんでゲーム機を買うとかあり得ません。
都市部ならともかく、地方のトイザらスでさえこんなことが起こってるなんて。
同じような話があったというのを噂では聞いてましたけど、
実際に体験して本当にWiiはすごいと確信しました。
ゲームの歴史が変わる音が、聞こえてはきませんか?
最後にもう一度。
任天堂、がんばれ!!ヽ(´ー`)ノ
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