まだ記憶に新しいんじゃないかと思います。
この事件は2005年2月、
大阪府寝屋川市立中央小学校で起こりました。
事件の詳細は以下のとおり。
犯人の少年は、中学卒業後、
通信制高校へ通いながら大検を受け、わずか半年後15歳で大検に合格し、
通信制高校はやめてしまったという。
当時17歳だった少年は、事件当日
大学受験のため通っていた塾へ行くために午前中に外出するが、
無断欠席し、量販店へいって刺身包丁を購入。
その後、小学校へ向かい、インターホンで「○○先生はいるか?」と聞いている。
(○○先生とは少年の5,6年生のときの担任で、
今回被害にあった教職員とは別人)
職員が授業中だと答えると、少年はうどん屋で食事をしたのち戻ってきて小学校へ進入した。
その後、男性教諭と出くわし
「どちら様ですか?」と声をかけられたので、
少年は「職員室はどこですか?」と訪ね返した。
男性教諭は職員室に案内するとみせかけて、
不審者とみられる少年を校舎外へ連れ出そうとしたらしい。
これに気づいた少年は背後から男性教諭を刺した。
男性教諭は不法侵入だと他の職員に知らせたのち、死亡した。
さらに少年は2階の職員室へ向かい、居合わせた女性教職員2人を刺した。
少年はその後、
さすまた(暴漢などの捕り物で使われる先がU字型になった長い棒)を持った職員に包囲され
警察が到着したときは包丁を持ったまま職員室の窓際でタバコを吸っていたという。
事件の内容も衝撃でしたが、
なにより驚くべきは犯行の動機でした。
たしか、
小学3年のころからイジメにあい、
担任の先生が助けてくれなかったから恨んでいた、
とかいうふざけたことが理由だというんです。
だから刺してやろうと思った、と。。。
もう一度言いますが、
被害にあったのはその担任の先生じゃありません。
そのことについて少年は「襲う相手は教師なら誰でもよかった」と言ったそうです。
大検合格してるってことは、高卒者と同等の頭は持ってるはずなのに。
てか、15歳で合格するんだから普通より頭いいほうだったはずなのに。
しかも少年は公判で
「今回のような事件を二度と起こさない気持ちがあるか」
と聞かれたさいに、またやるかもしれないという返事をしたと言います。
親も気づいてなかったらしいけど実は
少年は広汎性発達障害とかいう一種の病で、
たとえば、人を刺すことは考えても、
刺せばその後どうなるかまでは考えられない、とのこと。
まあ、病なのは事実でも
それが理由で云々というのは弁護側の言い分だし、
そもそも刺したあとのことはいざしらず、
大検まで合格できる頭があって
刺すことが悪いか良いかも区別つかないってのは都合よすぎる話じゃないですか。
イジメが原因とか言うけど
親にせよ子どもにせよ、
イジメをなんでもかんでも学校や先生のせいにするのもどうなんでしょうね。
子どもはともかく、親にはまったく責任がないのか?
この少年の親は、我が子がそんな危険な病だということに
気づきもしていないかったんです。
事件後の面会で淡々としている少年をみて、はじめて障害を実感した、と。
そして、少年審判で被害者遺族の意見陳述を聞いた少年が
「先生は陶芸が好きなんやな」とだけ答えたことに愕然とした、と。
我が子のことすら知らない親。
たしかに少年は病だったかもしれない。(それで許されるとは思いませんが)
でもこういう場合、
親の責任は問われないんでしょうか。
さすがにこの親はイジメがあった学校の責任だとは言えないでしょうが、
少年が刺すまでいってなかった段階では
少年が不登校になった理由をそんなふうに言ってたかもしれません。
俺はこのごろつくづく思うんです。
どんな場合であろうとも、親の監督責任は必ずあるはずだし、
学校や先生に丸投げの親が多すぎるんじゃないかと。
子どもは親の背中をみて育つんですよ。
カエルの子はカエルってことは、カエルの親もカエルなんです。
この少年が病だっていうのなら
その親も、またある意味で「病」なんじゃないんですかね?
無期懲役を求刑されこそしましたが、
万が一、少年が罪に問われないようなことになるのなら
親は死刑でもいいくらい重大な責任問題だと思います。
社会的制裁? そんな程度で済むような問題じゃありませんよ。
少年は成人してなかったから実名すら出てませんしね。
ときとう駅長はこんなにナットクいかないんじゃ夜も眠れません。
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