駅長雑記



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2005/11/02(水)

_ [アニメ][伝説] アニメにおける26話終了方式について

今回は我が家でたまに議題となる
『アニメにおける26話終了方式』について書きます。

アニメファンならご存じでしょうが、
昨今のアニメはどんな人気作品が原作であろうと
その原作がどんな長編シリーズものだろうと
アニメ化されると26話(2クール=半年)という短い期間で最終回となる場合がよくみられます。

当然、それだけ話数を削れば尺が合わなくなります。
ときとして、強引にまとめられたり(原作では何年もかかってる強敵があっさり死んだり)、
原形がないくらいのオリジナル話で終わらされたり(そもそもそんな敵すら出てこなかったり)、と
たいていその扱いは酷いものであり、期待していたファンの心はボロボロになる。。。
という悲しい結末が待っています(つД`)

しかも一度アニメ化された作品が再アニメ化されるという例は極めて希です。
おそらくグッズ販売やらの利権がからむのでしょうが、
手垢のついた作品は二度と戻ってこないと考えて問題ありません。
ファンからしたら中途半端にアニメ化すんな、って感じです p(`Д´)ノ

_ 長々と続けたらなぜいけないのか

そこで「じゃあ、いけるとこまで延々放送を続けたらどうなるのか?」という疑問が出てきます。
その答えとしてわかりやすい例がジャンプ漫画が原作だった
忍空』や、『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−』です。

ここからは俺の記憶ですが、
忍空』はもともと原作とはちょっと違う話になっていましたが、
いろいろあってやってきた第50話、
天空龍の力で強くなりすぎでいかにもラスボスだったコウチン大僧正と風助が対決。
激闘のすえ、ついに倒して大団円。そして放送終了。。。

かと思いきや、その翌週も放送は続き、
盛り上がりのない普通の話が5話だけあって
第55話、最終回なのかどうかすら不明のまま放送終了。
テロップもスタッフロールもなし。エンディングも通常という酷いラストでした(´Д`;)

50話なんかは作画も相当気合いが入っていたし、
話的にもあれで終わってたとしても誰も文句言わなかっただろうに
なぜすっきり終われずぐだぐだになってしまったのか、いまだに伝説として語り継がれています。


そして忘れてはいけないのが『るろ剣』。
忍空』はもともとコミックのほうが人気があった作品なので、
アニメの扱いがああなってしまったことはある程度しかたないのかもしれません。
しかし、『るろ剣』はアニメ化でロケットブースターに点火したように加速した作品の代表選手。

もともと原作が美青年連発作品だったこともありますが、
アニメでは当時いまほど使われていなかったCGを駆使し
TVアニメとしては他の追随を許さない超絶美麗な作画をみせつけ、
京都編(志々雄編)に入る頃には女性ファンをたんまりゲットしていました。
ホント、あの頃はアツかった(´ー`*)

人気に後押しされて京都編以降も放送は続行。
キャラがハッキリしてたし、どうぞ同人して下さい的な弄りやすい作品だったからか、
るろ剣』は1話単位で終わるようなオリジナルの話もなかなか面白かったんです。

もうこれはずっと行くのかな?という勢いだったんですが

単発の話を挟みつつ、天草翔伍編(島原編)、勝海舟編、黒騎士団編と続き、
伝説となった風水編で突然の放送終了(´Д`;)

たしかに風水編は今までの面白かった分を差し引いても余りある
大きなマイナスでした。ぜんぜん面白くなかったし。
というか、『るろ剣』である必要まったくなかったですね。
チャンバラ世界に、いきなり魔法使いみたいなのに出てこられても。。。( ´ー`)=3

まあ、放送終了するならするで、きっちり最終回をやってくれればまだ許せます。
しかし風水編のラストは、ごく普通にオリジナルキャラの風水の男と剣心が別れるだけという
なんともはやなもので、これまた伝説と化しています。


このように、長く続けようとすると(というか限界まで引っ張ろうとすると)
どうしてもどこで終わらせるかがハッキリと決められず、
話の盛り上げどころやペース配分、伏線を処理するタイミングが決められず、
けっきょくとんでもない尻つぼみな幕切れを迎えてしまうのが致命的すぎる欠点となります。

おそらく、そうならないため
最初からこの作品は26話で終わるという
明確な期限をもうけて制作する必要があるのではないでしょうか。
そうすれば盛り上げるところ、流すところ、引っ張るところ、
全体のバランシングがしやすくなります。

とはいえ、26話には入りきらないような作品(たとえば『仙界伝・封神演義』など)を
強引に詰め込んで潰してしまうことがあるのも事実。
なぜ50話(4クール=1年)ではなく、26話にしようと判断するのか理解不能です。
制作費が足りないならそういう作品には手を出さないよーに(´Д`;)

_ 12〜13話方式

26話終了方式をもっと発展させたのかどうか解りませんが、
近頃では13話や12話で終わってしまう、超短期アニメも増えてきました。

これのいいところは、
まず、26話やる作品よりも放送終了後の復活率が高いことでしょう。
最初から続編を作ることが前提にされているのか、
話も強引に盛り上げて終わらせようとせず、プチっと普通の話で止めてあったりします(笑

もう一つのいいところは、
短期作品なのでOVAに近い扱いができるのか、比較的クオリティが高めであることです。
短くてもいいから、キレイな絵で、よく動き、ちゃんとアニメ化されることは
変に長々とレベルの低いものを見せられるのを考えれば
ファンにとっては悪くないことだと思いますヽ(´ー`)ノ

この13話方式は、地上波より衛星系、アナログよりデジタル放送で多くみられる気がします。

_ けっきょく何が言いたかったというと

忍空』も『るろ剣』もスタジオぴえろなわけですよ。
ぴえろと言えば、『NARUTO-ナルト-』と『BLEACH』を今やってますよね。長々と。

この4作品全部に共通なのがジャンプ漫画原作であるということ。
BLEACH』は最近どうなのか確認してませんが、
NARUTO-ナルト-』はオリジナルの引っ張り時代に突入してます。

やはり、『忍空』とか『るろ剣』みたくなってしまうんでしょうか。。。(´Д`;)


俺としては、短くてもいいからきちんと作ったものをやってほしいです。
とか言ってたらOVAしか観れなくなりそうですがorz


ときとう駅長は、リリカルなのはA'sの出来が心配で夜も眠れません。(ソッチカヨ!


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