観ましたヽ(´ー`)ノ
前作CUBEで★5つの満点をつけた俺ですが、
続編にあたるこのCUBE2は
評価★★★☆☆
こんなもんで。
正直、ガッカリした・・・
まではいきませんけど、それに近いところでした。
以下、ネタバレあり。
やっぱりね、インパクトがもうないんですよね。
けっきょくはCUBEという箱のなかに入れられた男女が、いかにして外へ出ようとするか。
てか、内容がそれしかないんで。
それと、ハイパーキューブとか言ってましたけど
なんていうか、SFに入りすぎちゃっててちゃんと理解できない系になってるんで
前作のような「日常の延長上にあり得る怖さ」から
「あり得ないものへの怖さ」に変化してしまってます。
具体的に言うと、
重力場が部屋によって変わる表現などは面白いと思いましたけど
壁みたいな何かが襲ってくるから別の部屋へ逃げないといけない、とか
部屋の真ん中にミキサーみたいなのが現れて逃げないといけない、とか
なんかスリラー映画というよりはパニック映画なんですよね。
スリラーっていうと、
ギシギシと床が鳴る深夜の廃屋を恐る恐る探索していくような恐怖ですけど
パニックは、
一目瞭然に襲ってきている恐竜だったり殺人鬼だったりが追いかけてきて
それから逃げ延びようとキャーキャー狂ったように悲鳴をあげながら逃げるわけで
この両者は根本的に恐怖の種類が違うと思うんです。
もちろん、この緩急を両方取り入れた映画もありますけどね。
あと、縦・横・高さの概念に加え、
時間を第四の軸として空間にしたのがハイパーキューブらしいけど
どんなに説明されたって、自分がもう一人いるとか、
ミイラになった自分に遭遇するとか、
時間の流れが遅かったり早かったりする部屋があるとか、
なんかSFすぎて、もともとCUBEが持っている緊迫感と合わなくて
ちょっとシラけてしまいました(´・ω・`)
シラけたといえば、意味不明にエッチシーンがあるのも余計ですね。
サービスのつもりなのかもしれないけど、
女優も魅力的じゃないし、男もいまいちだったし
サービスもしきれてない(笑
ぶっちゃけ雰囲気崩しただけですね。
絡み合ったままミイラ化してる二人のカットを使いたかったんでしょうかね。。。
そしてCUBE2で忘れてはいけないのがここ。
前作CUBEのときから一番の注目点だった、
「誰が」「何のために」「なぜ彼らじゃないといけないのか」
という謎の一端がついに、
崩壊したCUBEから脱出したあとのシーンで描かれました。
ぶっちゃけ、軍がやってるんだろうってことは1作目で想像できていたので
イマサラ感ばりばりでしたけどね。
救いのないラストシーンが、前作のラストシーン後を想像させますよね。
そこはよかったかも。
でも続編に良策なしの典型ですね。
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