駅長雑記



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2006/08/12(土)

_ [映画] CUBE-キューブ-

CUBE ファイナル・エディション

観ましたヽ(´ー`)ノ

2度目だけど(笑


SAWと並んで密室脱出系スリラーとして有名な本作、
低予算映画でありながらも、アイデア勝負の設定だけでここまでやれるという
映画は金をかければいいってもんじゃないことを
改めて見せつけてくれる名作です。


以下ネタバレあり。






やっぱり一番最初のシーンが一番インパクトありますよね。(´ー`*)

    目が覚めたらどこだか分からない空間にいて、
    そこは10メートル四方くらいの立方体のなかだった。
    立方体の6面すべてにドアがあり、ドアの向こうにも同じような部屋がある。
    しかし、部屋には罠がしかけられている場合があり、
    ヘタに移動すると命を奪われてしまうらしい。

という、『CUBE』の設定が開始すぐにわかります。

そこに入れられた男女が力を合わせ脱出を試みるんですが
罠の前に次々と死んでいく・・・
いったい誰がこんなことをしているのか・・・
疲労と焦り、疑心暗鬼、そしてパニック、
そんな極限状態に追い込まれた人間たちの様子がリアルに描かれていきます。

SFですが、ヘタなドラマよりずっと真実味があり、
かなりオススメですヽ(´ー`)ノ


でも個人的には
警官だといい、リーダーシップを発揮してきた黒人男性が
極限状態のなかで途中から悪人っぽくなっていき、最後は・・・
俺はそのあたりがちょっと不満でした(´Д`;)

だって音に反応する罠のとき
音をたてずに1人ずつ部屋を通過していき、
最後まで残ってみんなを送り出していた黒人男性のところで
精神病患者の男が声を出したせいで死にそうになるんです。

あれはどう考えても
「精神病の彼はみんなを危険にさらすから連れていかない」と言ってた
黒人男性の意見が正しいと思うし
「恥ずかしいと思わないの?どんな状態でも人間性だけは失いたくない」
とかきれい事を言ってた女医者が俺は嫌いでした。

あそこまで明確に生命の危機が迫っている極限状態で、
人間性云々ってのはどうなんでしょう。。。

だったら、
沈没船から脱出するとき、
1つしかない浮き輪に捕まってる老人を突き落として
奪いとってでも自分が助かろうとしたら罪だと言うんでしょうか。

確か、その場合は罪にならないんですよね?

CUBEの場合、5人もの命を危険にさらす可能性がある以上、
1人は犠牲にするもやむなし、
それがリーダーの判断じゃないんでしょうか。
戦場で足手まといになっている兵士を見捨てられず、
残りの兵士全員を死なせてしまうのが指揮官として正しいのか。
考えるまでもないことですよ。
もちろん理想は全員助けることだけど、そんなのはきれい事なんです。
現実問題、助かる人数が少しでも増える努力をするのがリーダーのはず。

ああいう人権家というか、すぐ人間性だのなんだのを振りかざす
特にヒステリックに考えを押しつけてくる女性は嫌いですね。
じゃあお前だけ一緒に死んでやれよ、とρ(`Д´)ノ


と、ここまで酷評しておきながら

評価★★★★★

絶賛( ´ー`)=3

いや、だって
そういう女医者みたいなやつっていますしね(´Д`;)
そういうところまでリアルなんです、この映画。
極限状態の駆け引きがわかってますよね。

ただ、いろんなジャンルのスペシャリストが特技や能力をいかして
巨大パズルCUBEをクリアしていく・・・
そんな話ではないので間違わないようにしてください。

あくまでも地味です。
人間の内面を描いている映画なんで。
そのへんが好きな人には是非みてほしいですね。

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