すでに「りかこ日記」に晒されてしまいましたが、
一挙24話、観ましたヽ(´ー｀)ノ
『〜縁〜』はまだ観ていませんが、とりあえず第1期TVシリーズの
感想と各話の簡単な紹介をまとめておきます。
当然ネタバレていますので
まだ観てなくて、老後の楽しみにとっておこうと思っている人は注意してください(´ー`*)
※すみません、めちゃ長くなりました(´Д｀;)
※だいぶ説明をはしょったんで、一番最後に解説サイトへの誘導入れてます。
一話〜四話では、葵ちゃんが薫のもとを訪れるため上京。
二人の運命的な再会から、短い幸福の時間・・・。やがて引き裂かれ、
障害を乗り越え、一緒に暮らせるようになるまでが描かれます。
ここでの薫ははっきり言って優柔不断です。
葵ちゃんの一途な思いばかりが先行し、観ている側にもどかしさを感じさせます。
しかし、そのもどかしさこそ、薫本人が誰よりも一番に感じたかった気持ちであり、
同時に心の傷とともに封印されていた感情なのではないでしょうか。
「まいったな。一人は慣れっこだと思ったのに。
なんで・・・なんでこんなに、俺・・・」
薫は、葵ちゃんが去ってはじめて自分の本当の気持ちに気づきます。
桜庭の家を出る決意をし、そのことを母にうちあかす葵ちゃんに見つめられ、
ようやく薫も決心したようにみえます。
男が女にリードされている様はあまり格好のいいものではありませんが
薫の心の傷はそれだけ深く、
だからこそ彼は人の痛みをわかってあげられる人であり、
しだいに「家族」を増やしていくことになるのです。
「でも、六畳一間に住むんだから、大変かもしれないけど」
「いいえ。私には薫さまがいます。それだけで充分です」
一緒に住むことが決まった二人の会話。
ＯＶＡにするならここでスタッフロールが流れて終わりでしょうか（笑
しかしこのまま二人だけのアパートでの新生活にはならず、
次回から桜庭家の別荘・桜庭館での共同生活編が始まります。
（個人的にはこの続きは十五話「胸懐」で、その次が二十二話「帰省」でいいような気もしますが）
まあ、ここからが『藍より青し』大ヒットの理由、もう一つの『藍より青し』なんですよねヽ(´ー｀)ノ
さて。
この先、五話〜二十一話まではラブコメの王道、
ＴＶシリーズではよくある各種取り揃えております的なキャラ陣によるドタバタ活劇です（ ´ー｀）=3
五話は六話とセットで、妙子とティナが登場する話。
完璧にラブコメスイッチがＯＮ！
薫と葵ちゃんのラブラブ新生活が早々に崩壊していくのを感じさせてくれます（笑
そんななか、
桜庭家のスキャンダルを防ぐために薫と葵ちゃんが婚約者だということは秘密・・・
葵ちゃんは「大家さん」、葵の世話係である雅さんが「管理人」、
薫は「ただの住人」というツライ設定も発動します。
妙子については十七話、ティナについては十八話で詳しく説明するとして、
やはり一番の見どころは、早くもキャラが壊れ始めた雅さんでしょう(´ー`*)
ちなみに雅さんは、りかこが激しく好きそうなタイプです（苦笑
七話はＴＶシリーズお約束の「肝試し」にあたる話です。
ものすごく都合良く、温泉地への合宿に同行することになる葵ちゃん（笑
しかし、ＶＩＰカードってすごいんスね〜(´Д｀;)
リアルでいうとブラックカード（利用制限額なし）みたいなもんでしょうか。。。
気丈にみえる葵ちゃんは、本当は薫を心配させないように無理をしてるだけ。
いつもの薫なら気づきそうなもんだけど、なぜか今回は鈍感・・・(つД｀)
でも、葵ちゃんの止まらなくなった震えを一発で止めるくだりはなかなか良い演出ですね。
八話は、フェレットのウズメの登場回。
じつは動物が嫌いな雅さんがメインの話でもあります。
屋敷を逃げ回り、物は壊すわ、散らかすわ、
すっかり雅さんから怒られてしまうウズメ。
だけど最後には・・・。
ちょっと心温まる、イイ話です(´ー`*)
九話では、葵ちゃんと雅さんが法事で帰省し、いなくなります。
妙子は写真部の部長コンビに拉致されていなくなり、
薫とティナは二人きりの一夜を過ごすことに。
それにしても博多育ちだからって明太子スパってのは、
何だか「奈良＝鹿」と同じくらい先入観全開な気がしないでもないような・・・
いやぁ、ティナの子ども時代めちゃめちゃかわいいッスね〜(´ー`*)
十話は、葵ちゃんが薫たちの通う明立大学へ行く話。
前半ではみんなが大学へ行っている間の日常が描かれ、ちょっと得した気分を味わえます。
大学へ初めて行くときって、勝手に中へ入っていいのか戸惑うもんですよね。
そこらへんの細かい部分までキッチリ描かれててグッド(´ー`*)ｂ
しかし、御剣と聞くとどうしても逆転裁判が浮かんでしまいます_|￣|○
十一話は十二話とセットで、２年飛び級の帰国子女、繭が初登場する話。
基本高飛車キャラなんだけど、薫の前でだけめちゃめちゃ良い子になる。
ブリッ子というか、ロリというか・・・
とりあえず、どうみても１６歳じゃないです(´Д｀;)
イギリス留学してたらしいんですが
むこうじゃ、１６歳にもなって自分の部屋に男泊めたり、
まして一緒のベッドで無防備に寝たりするんスかね・・・(´Д｀;)やっぱロリ。
十二話は、ちょっと感動の話です。
なんか、ちょっと甘えすぎでやりすぎ感のある繭ですが、
この話をみると、なんとなく許せる気持ちになっちゃうんです・・・。
彼女が大事にしてる、手垢で黒ずんだウサギのぬいぐるみ「うっさー」のエピソードは
涙なくしてはみられませんから(つД｀)
葵ちゃんの誤解もとけてよかったよかった。
しかし、妙子から「先輩のファーストキスっていつですか？もしかしてあのときが・・・」
と薫が聞かれたところで、ちょっと思うことがあったんですが、
この話のなかではそのまま放置。
それについては最終二十四話のラストシーンで確認できました。
ちゃんと伏線になってるんですね〜
しっかり作ってあって満足ッスヽ(´ー｀)ノ
十三話は、葵ちゃんの誕生日である七夕の話。
今まで寂しい誕生日しか過ごしたとこのない葵ちゃんのため
薫はプレゼントにワンピースを買おうと決めるのですが・・・。
うーん。なんだかOVAああっ女神さまっを思い出すのは世代でしょうか（笑
ちなみに、せっかくのワンピースですが何か違和感が。
葵ちゃんはやっぱり和服が一番似合うと思います(´ー`*)
十四話は、繭が葵ちゃんに料理を習いに来る話。
「花菱さまの賄いさん」という言葉に葵ちゃんが傷つくシーンは、
観ていてかなり痛いです(´Д｀;)
『藍より青し』は全体的にほわ〜とした空気の作品なんですが、
たまに胃がキューッとなるようなツライ場面ありますよね。
それがあるからこそ、幸せな時間がより幸せそうに見えるのかもしれません。
十五話は、薫と葵ちゃんが珍しく二人きりでデートをする話。
前回「賄いさん」呼ばわりされ可哀想だった葵ちゃんが報われます(つД｀)
取り巻きの邪魔も入らず、着物のエピソードが胸を打つ感動の話です。
絵のクオリティーも高いし、幼い日の葵ちゃんは可愛いし、
一話からの使い回し部分もうまく処理してあって総集編みたいな手抜き感はなく、
すべてにおいて申し分なしヽ(´ー｀)ノ
薫が葵ちゃんに、はじめて「好きだ」って言う回でもあります。
たぶんりかこが観たら「こっ恥ずかしい〜！」って悶絶することでしょう（笑
俺的にはこの話が一番『藍より青し』してると思います。絶品！
ティナの欲しがっていたゲームソフト『ファイティング婿養子�掘戮離僖奪院璽犬�
サターン風なのもわかってる感じがしますし(´ー`*)
ちなみにこの回だけEDテーマが『朱い花』になってます。
十六話は、十七話とセットで、みんなで海へ行く話。
と、その前に。
十六話からオープニングが変わってるのを見逃してはいけません。
変わったのは歌詞と、もう一つ。
なんと、今まですれ違うように届かなかった薫と葵ちゃんの手が、
ぎゅっと繋がるようになるんですよ！ヽ(´ー｀)ノ
気づいた人は、「前回、好きだ」って言ったからだー！
とテレビの前で興奮すること間違いなし（笑
が、しかし。
今回の話では、葵ちゃんは水着になって人前で肌をさらす勇気がでないばかりに、
前回のは何だったんだよ！？ρ(｀Д´)ノ
ってくらい、薫から引き離されて寂しい思いをします(´Д｀;)この落差は・・・
妙子が、自分が薫のことを好きだと気づくのも見逃せませんね。
十七話は、住み込みでハウスキーパーとして仲間入りした妙子がメインの恋話。
鈍くさくて、不器用で、自分の気持ちもストレートに表現できない彼女は
ほうっておけないドジっ子タイプ。
とても中学3年には見えない従姉妹のちかが、キューピッド役を買って出ますが・・・。
妙子は登場初期はわざとやってんじゃないのか！？と思うヘボっぷりでしたが
何でも一生懸命で、思いやりもあるいい子なんですよね。
だけど彼女、どう考えても失恋するわけで。。。
なんだか観てるこっちが申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
十八話は、世界中を旅していたという金髪美女、博多育ちのアメリカ人、ティナがメインの恋話。
彼女、基本的には豪快で乱暴で無茶をやる迷惑キャラなんですけど
芯は優しくて面倒見がよくて照れ屋さんでなかなかイイやつなんですよね〜
あー、わかりやすくいえば「劇場版のジャイアンを女にした」みたいなやつです（笑
個人的に博多弁が懐かしいです(´ー`*)
今回だけEDテーマがティナ(雪乃五月)のうたう『I'll Be Home』になってます。
えーと、まず気になるのは
なぜかオープニングが「手と手が届かない悲しいバージョン」に戻ってることです(´Д｀;)
別に薫と葵ちゃんの距離が開いたりはしてないと思うんですが、
「手が繋がってた」のはその３話の間、薫と妙子・ティナの恋話になっており
放送的には浮気話だったから、そのフォローということなんでしょうかね？(´Д｀;)
ちなみに、十九話の内容は夏休みの宿題を終わらせるため
ちかが桜庭館へ遊びに（？）やってくるというもの。
それにしても、中３で家事を完璧にこなすのって・・・すごいんじゃ(￣ ￣；)
妙子より、ちかをハウスキーパーに雇ったほうがいいんじゃないか？
というツッコミは、やっぱりしちゃいけないんでしょうね（笑
家族を持たなかったはずの薫が、たくさんの人を引き寄せ
いつのまにか家族を増やしていく・・・
桜庭館の住人が増えるのは、薫の成長をあらわしているのかもしれませんね。
二十話は、コスプレ喫茶の話。
けっきょくは和風喫茶になって、茶道の勉強をすることになるのですが・・・。
和服を着る薫、すれ違う二人。
なにげにちょっと重い、というか悲しい話だったりします。
まあ、最後には二人きりになる時間があって救いがありますけどね。
しかし、葵ちゃんけっきょく、ミスコンテスト出てたんですねぇ。
葵ちゃんのキャラだと、絶対出ないと思ったんですが。
しかも何気に優勝してるし（笑
二十一話は、葵ちゃんが風邪をひいて寝込む話です。
みんなでがんばって葵ちゃんのしていた家事を分担するけど、これがなかなか大変。
考えてみたら、あんなに広い館を手入れするの大変そうですよね(´Д｀;)
葵ちゃん、たった数日のあいだ家事できなかったくらいで
あそこまで深刻に凹む必要ないと思います。
うちは年中、デフォルトで散らかってますよ（苦笑
あと、ラストに何やら今後の展開に不安をよぎらせるシーンが。
二十二話は、ひさびさに薫と葵ちゃんが二人だけで出かける話です。
行き先は薫のお母さんの墓参り。
とりあえず、あの寺の階段は苦行だと思います(´Д｀;)長すぎ。
墓前でのシーンはホロリとくるいい話ですが、
後半は少し重い感じ。前回のラストの不安がいよいよ現実となってきたみたいな。
ラストの雅さんの一人語りは聞いてて気持ちいいですね。
ああいう、はっきりとものを言える人は好感もてます。
とうとう来ました。最終回に向けての重い話がはじまります(´Д｀;)
でも、二人で一緒に回想するシーンはなかなか良いですよ。
幼なじみとかにめっぽう弱い俺・・・_|￣|○ 我ながらなんか哀れ（苦笑
いやぁ、それにしても、やっとオープニングの鍵の秘密が解けましたよ(´ー`*)
気になってしょうがなかったんですよね、あれ。
んで。
雅さんが気を遣ってくれたおかげで、
（てか、よくあんな場所を用意できましたね・・・）
二人はついに決意しましたね。
いよいよ最終回です。
最終話は、葵ちゃんの親父ｖｓ薫さま。以上．．．（笑
いや、まあそれは冗談として。
親父さんのことを全部わかっているお母さんの言葉、
茶室での親父さんの言葉、泣かせますね〜(つД｀)
ぜんぜん関係ないんですが、
このあいだ観た『のび太の結婚前夜』を思い出してしまいました(つД｀)
あーそうそう。ＥＤ後のラストシーンは絶対必見ですよ！ヽ(´ー｀)ノ
とまあ。
いろいろあったわけですが、まだ第2シリーズが残ってるんで中途半端なとこで終わりますね（笑
でも、いっぱい泣きどころがあって俺的にはかなり満足できました。
『藍より青し』全体を通して印象的だったのは、やっぱり映像美です。
監督の下田正美氏はいい映像を作りますね。
特にオープニングに象徴される独特のなんともいえない絵が
この作品には本当によく合っていたと思います。
（下田正美氏は『魔法遣いに大切なこと』も監督されてましたよね。
あれもオープニングが独特の作品でした。）
さて、次は『〜縁〜』を観るとしますかヽ(´ー｀)ノ
短いし、めちゃめちゃ暗そうだけど。。。_|￣|○