駅長雑記



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2006/01/07(土)

_ [映画] トリック劇場版

トリック 劇場版

観ましたヽ(´ー`)ノ


なんていうか、仲間由紀恵もすっかり売れっ子になってしまいましたね( ´ー`)=3
なにしろ「きれいなお姉さん」だし。

お父さんが沖縄のローソンのオーナーさんという縁で
彼女がローソンの制服きてイメージキャラしてたころが懐かしく思われます(笑


そんなわけで、
彼女の出世作でもある『トリック』。

まあ、劇場版って言っても地球存亡をかけた戦いがあるわけでもなく、
ぶっちゃけ2時間のTVスペシャルと大差ないんですけどね(笑


以下、ネタバレを含むのでまだ観てなくて
結末を知らないままで観てみたい人は気をつけてください。






今回メインとなる舞台は
300年に1度、大きな災いが襲うという言い伝えがある山奥の糸節村(いとふしむら)。

仲間由紀恵の演じる天才(?)マジシャン山田奈緒子は、
金にめがくらんで神様を演じることになります。

見逃せないのは、
序盤に奈緒子を上田教授が同窓会に呼び出すくだり。
ここでつまらないことから喧嘩してしまった二人は、
いつもなら一緒に謎を解きに行くのですが今回は別行動となります。

上田教授も奈緒子のことを思って呼び出したはずなんだけど、
なんでこうなっちゃうんスかねぇ(´Д`;)


で。
その喧嘩のすぐあと、
上田教授の学生時代の友人のうち
ずっと1番の成績だったのに研究室をやめて徳川埋蔵金を探していた男が
トイレで何者かに殺されてしまいます。
そして床に残された「トイレツマル」の血文字・・・。

ダイイングメッセージの意味を、
「トイレに徳川埋蔵金が隠されている」と解釈した上田教授たちは
官僚の権力乱用で全国トイレ水洗化計画を実施。
全国の警察にトイレを調べさせるという無茶な話に(´Д`;)

実際は、「トイレツマル」は板に書かれたメッセージが床にうつったもので
正しく読むには紙に「トイレツマル」と書いて裏から透かす必要があります。


トイレツマル → イトフシムラ


ちょっと強引ですが、こう読むことができます。

しかし待ってください。

けっきょく上田教授はこのダイイングメッセージの意味は解けなかったし、
これ(トイレツマル)とは別件で出版社関係と思われる女性に情報をもちかけられ、
「どんと来い3」の取材を兼ねて
結果的には糸節村へ向かっています。

じゃあ、なんのために「トイレツマル」のくだりが必要だったのか?
生瀬勝久が演じるヅラの刑事・矢部謙三たちを糸節村へ向かわせるため、でしょうか。

でもそれだったら、
このあと糸節村で次々起こる殺人事件で警察が呼ばれた、でもいい気がするし・・・

じつはもう一つ、大きな謎が残っているんです。
それは最後に書くとして。


かくして、山田奈緒子、上田教授、矢部刑事ら
いつものメンバーが糸節村に(別々に)やってきました。

奈緒子は先にきていた3人の「神を名乗る男」と対決させられることになり、
次々とインチキを見破っていきます。
ここが本来のトリックの見せ場だった部分ですね(´ー`*)

奈緒子は何度もピンチになりますが、
上田教授に助けられなんとか本物の神と信じてもらえました。

が。
そこでまたどんでん返し。


神様は本当にいた!?


奈緒子が村にきてから何度か謎の女の子に会うのですが
ちょっと怖い雰囲気がただよう、和風の子なんです。手まり唄とか歌ってそうな。

そうか、あの子が・・・
と思ってたら、またどんでん返し(゜Д゜)

村の占い師みたいな婆さんに
「呪われた子だから産んではいけない」みたいなこと言われたから
奈緒子に神の依頼をしてきた村の青年団の団長が、洞窟に隠れて村には秘密で育ててきただけで、
何のことはない、普通の女の子だったという。。。

んで、その子がラストに村人たちに見つかってしまうんですが、
なんとこの婆さん、
「その子を生かしておいてはならぬ!」とか何とか叫んで仕込み杖で斬りつけ、
娘をかばった父親が死にます(´Д`;)

残った母親と女の子も山へ逃げ、村への復讐のため火を放ち自殺。

てか、この婆さんの戦犯すぎ(´Д`;)
完璧、こいつがこの事件の元凶です。

「300年に1度の大きな災い」というのも、
村の上流にある川をせき止めていた石が300年に1度ふっとんで
大水害が起こる・・・ってだけのことで、
呪いだのなんだのはぜんぜん関係のない話だったし。

青年団の団長だった父親は、
娘を殺せと言われた時点でこの婆さんの言うことに根拠もなにもないと気づき
奈緒子に神の役を頼みにきてたんですね〜 なんともはや(´Д`;)


まあ、りかこもお気に入りの切り株にかかれたメッセージ
(上田教授は横に書いたんですが、奈緒子は縦読みして勘違いした)

あいたい
いまから
しすらな
て はい

のあたりから、
上田教授と奈緒子の初々しいラブラブモードにごまかされてしまいますが
戦犯の婆さんの行方がわからなくなってるし、
村人は女の子一家の弔いもせずアホやってるし。

まあ、いろいろとおかしな部分があって
まじめに推理モノとしてこの作品を観ようとすると
だいぶキビシイと思います。


そして最後に。

俺がこの映画で一番意味不明だった点。







そもそも、




トイレで上田教授の友人が殺された意味と、

犯人がまったく触れられなかったんですけど(´Д`;)


確か、その当初は徳川埋蔵金のありかを見つけたから口封じされた
って話だったんですけど。。。
埋蔵金とかなかったし(´・ω・`)

無理矢理考えると、
青年団の団長が村の宝を持ってたみたいなんで
「宝を取りに来られると娘のことがバレるかもしれない」から殺した。
ってことなんでしょうけど・・・

徳川埋蔵金を探してる人を全部殺してまわってるわけでもあるまいし。
てか、宝の場所か、娘の隠れ場所を変えれば済む話だし。


考えれば考えるほど、
序盤の「トイレツマル」のくだりは要らなかった気がしてなりません(´Д`;)

トリックはTVシリーズのときから
出来がいいときとイマイチのときの差が激しかったですが
劇場版くらいもうちょっとキッチリしてくれてもよかったのに(つД`)


評価★★☆☆☆


まあ、切り株のほわほわほわ〜〜としたところが救いでしたね。
あれがあっただけでも、とりあえず問題なしでしょうヽ(´ー`)ノ

深く考えなければ 評価★★★★☆ くらいです(笑


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