レトロゲームレビュー第3回
 


T.M.N.T
T.M.N.T (C)コナミ 正式名称はTEENAGE MUTANT NINJA TURTLES
(ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ)。
よく勘違いする人がいるが、激亀忍者伝(1989年)ではない。また、続編でもない。
コナミという共通点以外、まったく別物。

ファミコン晩年の作品のためマイナーだが、
ヘタなスーファミソフトより格段に出来がいい隠れた名作。
T.M.N.T (C)コナミ


メーカー:コナミ

発売日:1990年12月7日

ハード:ファミリーコンピュータ(略称:ファミコン、FC)

媒体:ROMカートリッジ

定価:7000円


アニメ化、実写映画化もされ、アメリカでは大ブレイクし、
日本でも昔流行った『タートルズ』のゲーム版。
ちなみにコナミが全世界でのゲーム化権を買ったらしく、タートルズゲーは全部コナミ製です。

スーパーファミコン本体を買うのがかなり遅かった我が家では、
このゲームを弟と一緒になってずいぶんやりこんだ思い出があります(´ー`*)


T.M.N.T (C)コナミ

タートルズのツボ

横スクロールアクションだけど、
クォータービュー(斜めからの俯瞰)視点で奥行きが表現されているのが特徴。
(のちにファイナルファイト形式と呼ばれることになるスタイルです。

2人同時プレイができ、2人で強力して戦うアクションが爽快。
各ステージのボス戦は今プレイしてもかなりアツイですヽ(´ー`)ノ

ファミコンなんでボタンは2つしかないですが、Aがジャンプ、Bが武器攻撃、
AB同時押しで必殺技、ジャンプ中にBでライダーキック系の蹴り降ろしができるなど、
単純ながらも奥深い操作性はお見事。

ゲームバランスもほどよく、最初はすぐゲームオーバーになってしまいますが、
何度かプレイしていくとコツがつかめてきてラスボスまで行けるようになります。

やっとの思いでたどりついたシュレッダー戦で、
退化光線(残りHPに関係なく、触れるとただの亀に戻される。=1機減る)撃たれて
ゲームオーバーになったときはすごい衝撃でしたw
しかも亀かわいいし(´Д`;)


T.M.N.T (C)コナミ

再現された世界観

T.M.N.T (C)コナミ ザコ敵は主に、仮面ライダーでいうショッカーみたいな忍者。

それが壁から、看板から、マンホールから、床から、水から、窓から...
とにかくどこからでも飛び出してきます。
攻撃手段も、ナイフ、槍、ブーメラン、ハンマー、爆弾にマシンガンまで、
あらゆる方法で襲ってきます。

ステージも、ビル、下水道、雪の街、高速道路、忍者屋敷など多種多彩で、
それぞれ最後にサイ男、ハエ男、鎧武者、ロボット軍曹(?)など、
ひと癖もふた癖もあるボスが待ち受けます。

ステージとステージの合間にはアメコミ風のカットが入り、
英語が読めなくてもストーリーはなんとなくわかる構成。
原作に忠実なゲーム化に好感が持てます。

T.M.N.T (C)コナミ
バランスもいいし、今でもじゅうぶん遊べる名作。
あんまり知られてないのがほんとに残念です。

俺のなかではタートルズといえば映画よりこっちなくらいですヽ(´ー`)ノ

T.M.N.T (C)コナミ
画面写真:(C)1990 コナミ

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