『さくらと知世とすてきな歌』
誰もいないはずの夜の音楽室から歌がきこえる━━。
さくらの通う友枝小学校に、そんな幽霊の噂が流れた。
だが、さくらと小狼はその音楽室でかすかにクロウ・カードの気配を感じとる。
幽霊か、クロウ・カードか。
真相を確かめるため夜の学校へ行こうという小狼と苺鈴。
ケルベロスも、先を越されまいと夜の学校へさくらを促すのだが、
幽霊が苦手なさくらはぜったいに行きたくないらしい。
そんなとき、さくらは桃矢と雪兎からも友枝小学校の音楽室の噂をきいて...
「わたし、今夜 学校へ行く!」
女の子らしくコロッと気を変えるのだった。
そして、さくらたちが音楽室でみた真相とは!
評価★★★★★
開始直後から、ランランスキップ、元気な挨拶、友だちみんなに好かれている━━と、
NHKヒロインパワー全開なさくら。
今回は、『さくら』ではよくある怖いもの系の話です。
とにかくもう、おばけを怖がるさくらがかわいすぎます(´ー`*)
仕草の1つ1つにまで制作サイドのこだわりが感じられますね。
前話とは対照的に、今回は小狼、苺鈴、知世らクラスメイトが活躍するのも
ファンの心理をよく理解できていると思います。
恋愛描写では、いわゆる「はにゃ〜ん状態」は出てきませんが、
あれだけ嫌がっていた夜の学校へ、雪兎と話をしたとたん行くと言い出すくだりは、
非常に効果的な演出に仕上がっています。
ケルベロスのツッコミもさすが関西弁。いい仕事ですね(笑)
完成度の高さでは前話にもおとらない素晴らしい出来だと思います。
手放しでオススメ!ヽ(´ー`)ノ