公式ではなく、ファンが1から自力で作ったという伝説のフリーゲーム
『キン肉マン マッスル・ファイト』をやってみました。
基本は1対1の2Dの対戦格闘ゲーム。
ストリートファイターなんかに代表されるアレですね。
じつはこのゲーム、アスキーの2D格闘ツクールで製作されています。
一言でいうと、鬼。(´Д`;)
キン肉マン・テリーマンなどの正義超人はもちろん、
作品初期のギャグ漫画時代の名残ベンキマンや、存在感の薄いジャンクマン・ザ摩天楼、
トーナメントマウンテンや王位争奪編のメンバーもほとんど出ています。
なんでも、2D格闘ツクールの製作キャラ上限数が50人らしく、そっちで限界に達しているということ。。。すごすぎ。
プレイ前、正直、フリーゲームってことでなめてました。
まあ、できてもせいぜいこの辺だろうな...みたいな。
ところが。
ストーリーモードでプレイすると、対戦相手、リングと会場(背景)、音楽まで、完全再現。
必殺技も再現されていて、キン肉バスターやキン肉ドライバーはもちろん、
1対1なのになぜかタッグ技のマッスルドッキングまで出来てしまいますヽ(´ー`)ノ
さらに驚いたのは声。
アニメからの取り込み音源で、なんと完全にしゃべります(´Д`;)
必殺技の名前はもちろん、
試合開始時の「いくぜ!」みたいなセリフや、攻撃を受けたときのダメージ声、
パンチ声・キック声まで丁寧にしゃべってくれます(´ー`*)
もうここまでいくと、とてもファンが自力で作った物とは思えません。
スーパーファミコン時代の洋モノ格闘ゲーなんかよりずっと完成度高いです。
完成度もそうだけど、それよりもファンにとっては価値が高い。
他では絶対登場しないような、こだわりキャラも出てますからたまりません。
アニメのレビュー風に採点するなら、間違いなく
評価★★★★★
です。ヽ(´ー`)ノ
マジ、感激しました。
世の中には「神」な人っているんですねぇ。。。
じゅうぶんすぎるほどに素晴らしいものなんで、
別にケチをつけようってわけじゃないんですが
俺視点だけで斬らせてもらうと、欠点もないわけじゃありません。
まずストーリーモードの難易度設定がない。
これは2D格闘ツクールがそういう仕様なんでしょう。
それは仕方のないことです。
しかし。キン肉マンでプレイし始めた俺は
開始3秒でラーメンマンの残虐ファイトで
ボコボコにされてしまいました。
いや、1度や2度ならいいですよ?
それが10連続、20連続となるとそうも言ってられません。
あまりの強さに、こっちも手段を選んでられなくなり
コンピュータの頭脳の低さをついて強攻撃連打作戦をとったり、
技が出やすく当たり判定が広いオナラ攻撃を連発したり、
卑怯な手だろうが容赦なく使ってラーメンマンに対抗。
正直、
どっちが残虐ファイトしてんだか
わからない事態になりました。
念のため言っておきますが、俺は
「昇竜拳」も出せないような格ゲーど素人とかではありません(´Д`;)
でもラーメンマンには普通にやったんじゃ勝てない。。。
あそこまでゲーマーとしてのプライドを傷つけられた格ゲーもなかったように思います。
原作みたいに技が自由に出せないのが原因なんですかね?
ラーメンマンは必殺技のコマンド入力を待ってくれません。
対戦モードだと、悪魔将軍・ネプチューンマン・キン肉マンフェニックスなど
ファンならヨダレものの一度はプレイしてみたいキャラが使えるのですが
いかんせん対戦モードでしか使えません。
※ストーリーモードをすすめたら使用可能キャラが増えるのかもしれませんが
1度、まぐれでラーメンマンに勝ったけど
次のロビンマスクで接戦のすえ負けてしまったため俺にはわかりません。
まあ、技をかけて楽しむぶんには対戦モードを一人でやってもいいわけですがちょっと寂しい。。。
りかことやるにしても、
「キン肉マン」と「格闘ゲーム」という2つの要素どちらもまったくの初心者なので
教えることが多すぎてそうそう簡単にはいきません(つД`)
弟と今度会ったら、対戦モードで遊んでこよう( ´ー`)=3
ときとう駅長は、キン肉マン マッスル・ファイト制作者の情熱に心うたれて夜も眠れません。